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3Dモデル普及委員会

2020.11.023DCADを使う理由

なぜ、いまだに2DCADが主流なのか?を考察してみる。

こんにちは!3DCADで建築用金属パネル業界の変革を目指す山栄工業の山岸です!

朝晩かなり冷えるようになって徐々に冬を感じるようになってきましたね。

今回は「なぜ2DCADが主流なの?」ということを考えてみました。

CADって誰でも使えるの?

まず、設計業務に携わる人が初めて触る製図ソフトの大体は2CADではないでしょうか。

無料で有名どころだと「Jw_CAD」。

フリーソフトですが、機能的には十分すぎるスペックであらゆる業種で使用可能です。弊社が携わる建築関係はもちろん、世の中に出回る図面のほとんどはこのソフトで事足りると思います。

趣味でDIYが好きな人たちにも使われているみたいです。

有料ソフトは専門的な機能が豊富。

有料ソフトになると、更に専門的な機能が増えてきます。

オートデスク社のAutoCADなどが有名だと思います。
(値段: 〜数百万・・・かなり高額ですよね。)

このように、パソコン環境さえあれば誰でも気軽に始められるのが2DCAD。

ドラフター(製図台)を使っていた人たちは、PCを使ってCADソフトを用いて設計をする事が昭和〜平成にかけて当たり前になってきました。

2DCADと3DCADの比較

昨今においても、エントリーの段階で2DCADが大半で、いくら世の中に3DCADが普及してきたと言っても「作図さえできればよい」ということであれば、3DCADの必要性はそこまで感じなくなってしまうと思います。

感覚的になってしまいますが、

2DCAD=紙に描く感覚でPCを使って線を描く

3DCAD=空間に物体をつくる

例えるならば、お絵かきと工作といった感じだと思います。

今回「なぜ?いまだに2DCADが主流なのか?」を考えてみましたが、

・CADソフトのエントリー自体が2Dがほとんどであること

・導入コストが比較的に安いこと

・同じCADではあるが2Dと3Dでの考え方が根本的に違うこと

が多くの理由だと思います。

いまだに2DCADが主流である理由。それは、物を作る時「まず紙に書くこと」が根付いているから。

僕は、3DCADの方がよりクリエイティブだと思っているので3DCAD推しなのですが、一般的には固定概念として『物を作るのに紙に書くことから始める』が根付いてしまっているため未だに2DCADが主流なのだと思います。

余談ですが近年インドでは、学校教育の段階から3DCADを取り入れることによって、3DCADが使える設計者がほとんどだそうです

しかし、その反面2DCADを使った事がない人がほとんどで、3DCADを使ってモデリングはできるそうですが、2DCADを使って線で作図する事ができない、もしくは苦手な人がほとんどだそうです。

委員長 山岸

建築用金属パネル業界に3Dモデルを普及させるべく、岐阜の小さな製造業山栄工業の代表山岸が熱く語るブログです。

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